「単発取引」とは？

「単発取引」は、事前に得意先・仕入先・商品の登録をせずに、売上伝票・仕入伝票の登録時に最低限のお客様情報または商品情報を入力して伝票登録をする機能です。
「単発取引」機能が使えるのは、売上伝票、仕入伝票になります。
「単発取引」タブでは、得意先、仕入先、商品のそれぞれで、単発取引機能を許可する・許可しないの設定を行います。

「単発取引」は、得意先・仕入先・商品について、１回限りの取引になることが多い場合にご活用いただける機能になります。
継続的に取引することが多い場合は、伝票登録をする前に、得意先・仕入先・商品にマスタ登録を行う運用をおすすめします。

単発取引の伝票を登録するための設定

単発取引の伝票を登録するには、あらかじめ「販売」＞「販売設定」＞「販売基本情報」で設定を行う必要があります。
設定方法の詳細は「販売基本情報を設定しよう⑥「単発取引」タブで設定できること」をご参照ください。

単発取引「得意先」を利用して売上伝票を登録する

事前に「得意先」登録をせずに、売上伝票の登録時に、得意先名を入力して伝票登録を進めていきます。
売上伝票の登録と同時に、「得意先」マスタに伝票に入力した得意先名は自動登録されます。

販売」＞「販売管理」＞「売上登録」にアクセスします。

②「取引情報」タブの、「単発取引として伝票登録する」にチェックを入れます。
「売上情報」「詳細情報」欄は、「販売基本情報」の「単発取引」タブで設定した内容をもとに、情報が自動で反映されます。

③得意先名を入力します。
ここで入力した得意先名は、この売上伝票を登録することにより「販売設定」＞「得意先」に自動で登録されます。

④その他の必要事項、「明細」タブの内容を入力し、「保存する」ボタンをクリックします。

単発取引「仕入先」を利用して仕入伝票を登録する

事前に「仕入先」登録をせずに、仕入伝票の登録時に、仕入先名を入力して伝票登録を進めていきます。
仕入伝票の登録と同時に、「仕入先」マスタに伝票に入力した得意先名は自動登録されます。
※操作方法は、単発取引「得意先」を利用して売上伝票を登録する場合と同様ですので、「単発取引『得意先』を利用して売上伝票を登録する」をご参照ください。

単発取引「商品」を利用して売上伝票・仕入伝票を登録する

事前に「商品」登録をせずに、売上伝票または仕入伝票で商品名を入力して伝票登録を進めていきます。
売上伝票・仕入伝票の登録と同時に、「商品」マスタに伝票に入力した商品名は自動登録されます。

①「販売」＞「販売管理」＞「売上登録」または、「仕入管理」＞「仕入登録」にアクセスします。

②「取引情報」タブに必要事項を入力し、「明細」タブを開きます。

③商品明細行の右にある 三（明細サブメニュー）をクリックし、「単発商品として設定する」を選択します。

④商品コードの欄は入力ができなくなります。商品名、数量、仕入／販売単価を入力します。

⑤必要事項を入力し、「保存する」ボタンをクリックします。