
中⼩企業の業務効率化を考える
間接業務効率化のキモは
⽉締め作業のデジタル化にあり
⽉末⽉初の繁忙は、
間接部⾨の積年の課題
間接部⾨の繁忙は⽉締め時期です。この時期は現預⾦まわりや集計などの負荷が⾼い作業が発⽣しますので、間接部⾨の稼働は極端なピークを迎えます。
また、多くの企業ではピーク時に合わせた⼈員は配置できませんので、ピーク時の⾜りない労働⼒は担当者の残業などにてカバーされています。
月末月初の繁忙、
2つの解決の方向性
製造業の知恵より
仮にこれが工場だったとすると、製造設備はピーク時(赤の点線)に合わせた過剰な規模が必要になってしまいます。通常この場合は、生産計画を見直します。つまり、ピーク前に生産量を配分してピークの山を低くして、ムリ・ムダを削減します。
しかし、月締め作業の特性上、月中にはできない作業が多い(請求、入金確認など)ことから、
残念ながらこの方式は間接業務には応用できません。
ピーク時の作業量を減らす
という正攻法
作業量のペース配分ができないとすると、残された手は限られおり、有効なのはピーク時の作業量を減らす、つまり月締め作業をデジタル化・効率化する正攻法です。
現行の月締め作業に、
デジタル化・効率化
できる余地はあるのか?
近年では、大規模事業者でなくとも間接業務にもソフトウエアの導入が進んでいます。まるまる手作業で行っているような「分かりやすく非効率」な作業は少なく、デジタル化・効率化の余地が本当にあるのか疑問を抱かれる方も多いと思います。
ここでは、そのような皆様の現状を前提として、それでも業務のデジタル化による効率化ができないかを考えていきたいと思います。